【そして明日の世界より--】感想

こんにちは、GUです。古い作品ではあるので今更感想なんてとは思うのですが、久しぶりにやってみてむっちゃ刺さるゲームだったので感想を書きます。

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〈購入経緯〉

元々終末系は好きだったのでセールで安くなってたのを見つけて勢いで購入。前からタイトルは知っていて気になった作品だったので迷わず購入した。

 

〈ストーリー〉

  舞台は自然豊かな島国。主人公とヒロイン達は穏やかで楽しい学園生活を送っていた。

   ところがある日突然、衝撃的なニュースが飛び込んでくる。

「―この地球に3ヵ月後、小惑星が衝突し、世界は終焉する」

当然のように続いていくと思われた日常、ある日突然その終わりを告げられた彼らは戸惑う。自分の人生に唐突なタイムリミットを設けられた彼らは残された僅かな時間をどのようにすごすのか。

  とまあ割とありそうな終末系シナリオ。僕は追い詰められた中での人間関係を描かれる作品がとても好きなのであらすじだけでも即購入でした。

 

〈良かったところ〉

・とにかく各々のキャラクターの心情や考え、生き方なのがしっかりと描かれていました。残り僅かな時間で自分達はどう生きればいいのかという苦悩がキャラクター毎に詳細に描かれ、自分の気持ちを重ねながらシナリオにのめり込む事が出来ました。終末系において詳細な感情表現は命だと思っているのでそこがしっかり描かれた点でも僕のポイントは爆上がりでした。

 

・とにかく世界が優しい。このゲームを読み進めていく中で何度これを思ったか分かりません。ヒロイン達や主人公、そしてサブキャラである両親たち、みんながそれぞれを思いやりながら必死に足掻くので世界が優しすぎて辛かったです。こんなにも人は人を思いやることが出来るのかと感動しました。

 

・オールクリアが綺麗。このゲームは各ヒロインの√+ノーマルエンド+アフターで構成されています。この中でも僕が特にいいと感じたのはノーマルエンド+アフターでした。通常のゲームでのノーマルエンドというのは主人公がどのヒロインとも引っ付かないことが多く、シナリオ的にもオマケみたいなことが多いです。しかし、このゲームの場合、ノーマルエンドにこそ価値があると感じました。ノーマルエンド後に見れるアフターはまさに号泣もの。人間の強さというものにオンオン泣きながらスッキリとした気持ちで最後にゲームを終わることが出来ました。

 

〈悪かったところ〉

これだけ絶賛しておきながらもさすがに多少は悪いところもあったという事で一応書きます。

・メインヒロインである日向夕陽、彼女にシナリオを頼りすぎている。メインヒロインだから当然だろという気持ちはありますがどの√においても少なからず彼女が関わってきます。その点からこのヒロインを受け入れられない人にとっては割と苦痛となり得ます。そういう意味で少し頼り気味かなとは思いました。

 

・多少の中弛み。一部日常シーンでは退屈な部分もあったがそれがあっての最後の盛り上がりだとも思います。これは悪い点かは諸説。

 

・特になし。僕の中でかなり評価が高かった作品なので他に悪い点が思い浮かびません。ごめんなさい。

 

〈終わりに〉

  終末系が好きな人、登場人物の心情の描写が好きな人には自信を持って進められる作品でした。推奨攻略順としては御波→青葉→夕陽→朝日→ノーマル→アフターです。僕はこの順番でやりましたが正解だったと思います。個人的な推しヒロインは御波です。他ルートでも彼女の優しさ光ってました。天使でした。あぁ^〜すこすこ。

  結構古い作品ですがこの拙い感想でもし興味を持っていただけたならぜひやってみて下さい。

 

ではでは。